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アルコ RS-1形ディーゼル機関車 : ウィキペディア日本語版
アルコRS-1形ディーゼル機関車[あるこあーるえす1かたちでぃーぜるきかんしゃ]

アルコRS-1は、車軸配置B-Bの、電気式ディーゼル機関車である。製造名義はAlco-GEであり、車体はアメリカン・ロコモティブ(アルコ、当時通称、のちに正式名称)、電装品はゼネラル・エレクトリック(GE)が担当した。製造期間は1941年から1960年までの20年間に及び、北米で最も長い期間製造され続けたディーゼル機関車である。ロード・スイッチャーの嚆矢である。
== 解説 ==
本形式は、本来、支線用の多目的機関車として、シカゴ・ロック・アイランド・アンド・パシフィック鉄道(RI)の要請により製造された。支線で使用されていた蒸気機関車を淘汰し、運行コストを下げるために開発されたもので、1,000馬力(750kW)のスイッチャーのフレームを延長し、延長部分に短いフードをつけ、その中に客車暖房用の蒸気発生装置を納めたものであった。出力としては支線用蒸気機関車2両分であり、1両で蒸気機関車2両を置き換えることができた。また、燃料費は7分の1であり、運転にも整備にも要員が少なくて済んだ。
当時製造されていたディーゼル機関車は、入換用、長距離旅客列車用、貨物列車用などと細かく使用目的が設定されていたが、本形式は、そのどれもに適度に対応することができた。このことから、ロード・スイッチャーというスタイルが生まれた。
アメリカ国内向けは1951年まで、輸出向けは1960年まで製造が続けられた。非常に多くの鉄道会社で使用され、米軍から譲渡されたアラスカ鉄道のRS-1形2両は、耐寒装備として1947年にインターナショナル・レールウェイ・カー・アンド・エキップメント・マニュファクチャリングにより外装を装着し、それぞれキャブ・ユニットAユニットBユニットのような外観に改造された。同様に7両がプージェット・サウンド・アンド・ドレッジ・カンパニー・オブ・シアトルにより、Aユニットタイプ3両、Bユニットタイプ4両に改造された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルコRS-1形ディーゼル機関車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 ALCO RS-1 」があります。



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